フクダ トシコ
  福田 俊子   社会福祉学部 社会福祉学科 ソーシャルワークコース   教授
■ 標題
  ソーシャルワーカーの基盤を形成する臨床体験の構造 第1報-自己生成プロセスにおける「節目」の臨床体験がもつ意味-
■ 概要
  精神保健福祉領域のソーシャルワーカーの自己生成プロセス上、「節目」となる臨床体験が生起する状況とその構造を明らかにすることを目的とし、16名の協力者にインタビュー調査を実施した。その結果、臨床経験20年を境とし、協力者をとりまく臨床の状況が大きく変化していることが明らかとなった。また、ソーシャルワーカーの自己変容の契機には、「大きい節目」及び「小さい節目」があり、それらはともに「巻き込まれる」「ふりまわされる」いった「受動性」や「偶然性」を伴う臨床体験との出会いであった。中でも、「大きな節目」となる「挫折・失敗体験」は、無理な意味づけをせずに「棚上げ」し、時間をかけて思考することによって、ワーカーの基盤を形成することになる。
  単著   聖隷社会福祉研究   (7),14-32頁   2015/01