フクダ トシコ
  福田 俊子   社会福祉学部 社会福祉学科 ソーシャルワークコース   教授
■ 標題
  ソーシャルワーカーの基盤を形成する臨床体験の構造 第2報―臨床経験 6 年目のワーカーの事例分析―
■ 概要
  精神保健福祉領域のソーシャルワーカーの自己生成プロセス上、「節目」となる臨床体験が生起する状況とその構造を明らかにすることを目的として実施したインタビュー調査の中から、臨床経験6年を有する協力者の語りに注目し、その臨床体験を記述した。その結果、「小さな節目」となる臨床体験によって、3つの実践が生成されていた。1つは、利用者に対する意図的な関与から解放された実践が生まれ、2つは、専門的自己でない「素の自分」である個人的自己で利用者とかかわることによって、利用者とのあいだに「素の時間」が生成されるような実践が展開されるようになったことである。そして、3つは、未来の先取りをし過ぎない「利用者の時間の流れに寄り添う」実践である。
  単著   聖隷クリストファー大学社会福祉学部紀要   聖隷クリストファー大学社会福祉学部紀要委員会   13,9-22頁   2015/03