サトウ アツノブ
  佐藤 豊展   リハビリテーション学部 言語聴覚学科   准教授
■ 標題
  舌挙上による喉頭挙上訓練法の検討-表面筋電図による筋活動量の点から-
■ 概要
  本研究では,舌挙上が喉頭挙上の改善を目指した訓練として用いることができるか表面筋電図を用いて検討した.対象は健常若年者15名 (27.1 ± 2.6歳),健常高齢者12名 (76.0 ± 3.0歳) とした.測定課題は,最大舌圧での舌挙上,頭部挙上,メンデルソン手技とした.表面筋電図を使用し,舌骨上筋群,舌骨下筋群,胸鎖乳突筋の電位変化を記録した.舌骨上筋群の筋活動は,健常若年者,健常高齢者ともに舌挙上が頭部挙上,メンデルソン手技より有意に高かった (p<0.01).舌骨下筋群,胸鎖乳突筋の筋活動は,舌挙上が頭部挙上より有意に低かった (p<0.01). 舌挙上は頭部挙上に比較して,胸鎖乳突筋や舌骨下筋群の筋活動が低く,舌骨上筋群をより効果的に活動させることができ,健常高齢者においても喉頭挙上の改善を目指した訓練として用いることができる可能性が示唆された.
  佐藤豊展、近藤健男、柴本 勇、出江紳一
  共著   日摂食嚥下リハ会誌   22(1),12-19頁   2018/04