ヤスダ トモヒロ
  安田 智洋   看護学部 看護学科   教授
■ 標題
  サルコペニアを早期発見と重症化予防の視点から考える
■ 概要
  本稿では、健康状態が大きく異なる対象者に着目し、サルコペニアの早期発見と重症化予防の視点からサルコペニアについて検討した。まず、女子大学生の身体的特性を測定し、サルコペニア診断基準を踏まえて評価した。その結果、日本人の健康な女子大学生は、隠れ肥満よりもプレサルコペニア(筋量のみ基準以下)の該当者が多く、体脂肪量以上に骨格筋量の改善が必要である可能性が高いとわかった。次に、入院期の心大血管疾患患者を対象とし、サルコペニア診断基準を踏まえて評価した。その結果、入院期心大血管疾患患者のサルコペニア該当者は極めて高く、さらにサルコペニア該当者全体のうち、サルコペニア肥満に該当する割合が半数以上いるため、健康関連リスクが相乗的に高まった状態であることが示唆された。
  ◎安田智洋
  単著   BIO Clinica 9月号   北隆館   35(10),751-754頁   2020/08