タワラ ユウイチ
  俵 祐一   リハビリテーション学部 理学療法学科   准教授
■ 標題
  心不全患者におけるフレイル(CFS)と入院時収縮期血圧の予後予測能の比較
■ 概要
  【目的】入院前のclinical frailty scale(CFS)によるフレイル分類と入院時収縮期血圧の予後予測能を比較検討する
こと.
【方法】研究デザインは診療録調査による単一施設の後方視的観察研究とした.2016 年1 月から12 月までに心不
全で入院した221 症例を対象とした.主要アウトカムは入院後1 年間の全死亡とし,入院前CFS と入院時収縮期血
圧値それぞれとの関連を比較検討した.
【結果】入院後1 年間の生存確認ができた対象者は156 例(70.6%)であった.予後因子で調整したCox 比例ハザー
ド分析では,入院前CFS は独立して全死亡と関連した(ハザード比2.35,p=0.03)が,入院時収縮期血圧は関連し
なかった.
【結論】入院前CFS は入院時収縮期血圧よりも心不全患者の予後予測因子として有用である可能性が示された.

  ◎町口輝,山本敦也,大曲正樹,柳田頼英,俵祐一,宮島佳祐,高嶋泰世,渡辺知幸,川口由高,若林康,有薗信一
  共著   心臓リハビリテーション   心臓リハビリテーション学会   28(3),253-260頁   2022/12