タワラ ユウイチ
  俵 祐一   リハビリテーション学部 理学療法学科   准教授
■ 標題
  健常若年者における胸鎖乳突筋のエコー評価の信頼性の検討
■ 概要
  【目的】本研究は,超音波画像診断装置(エコー)による胸鎖乳突筋(SCM)評価の信頼性および関連する指標を
調査する.
 【方法】対象は,健常成人男性30名(31.6±7.5歳).背臥位での左側SCM の筋厚,筋輝度を評価した.鎖骨内側~側頭骨乳様突起の中点にて短軸像でのSCM を描出し,繰り返しの測定による信頼性と,枕の有無による差異を検証した.また体組成,吸気筋力との関連を調査した.
 【結果】Bland-Altman 解析より, 1 回目・3 回目での測定,枕の有無について,両者ともに信頼性は高く,系統誤差も認めなかった.筋厚は骨格筋量(r=0.453,p=0.012),除脂肪量(r=0.392,p=0.032)と正の相関関係,筋
輝度は年齢との負の相関関係(r=0.467,p=0.009)を認めた.いずれの指標も,吸気筋力と相関を認めなかった.
 【考察】SCM のエコー評価は,信頼性が高く,臨床応用可能な指標といえる.

  ◎杉谷竜司、有薗信一、白石匡、水澤裕貴、俵祐一、木村保、西山理、東元有司、東田有智、松本久子
  共著   日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌   日本呼吸ケア・リハビリテーション学会   31(1),129-134頁   2022/12