![]() |
教員情報 |
|
タワラ ユウイチ 俵 祐一 リハビリテーション学部 理学療法学科 准教授 |
|
■ 標題 特発性肺線維症患者の運動生理学 |
|
■ 概要 本研究では,特発性肺線維症(IPF)患者の運動耐容能の諸因子を,慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者と比較し,最高酸素摂取量(peak V・O2)に影響する因子を明らかにすることである.対象は,IPF 患者72例と,IPF 患者のpeak V・O2をマッチングさせたCOPD 患者72例であった.IPF 患者とCOPD 患者は心肺運動負荷試験,筋力測定,肺機能検査などを実施し,両患者間で比較した.peak V・O2と測定項目との相関関係を検討し,peak V・O2を従属変数とした多変量解析を検討した.IPF 患者の換気性作業閾値と大腿四頭筋筋力はCOPD 患者と同様に低値を示し,骨格筋機能低下を示した.IPF 患者は運動耐容能が同じCOPD 患者と比べて,運動終了時は非常に浅くて速い呼吸パターンで,骨格筋機能低下はCOPD 患者と同様な低下を認めた.IPF のpeak V・O2には大腿四頭筋筋力の他に,FVC とDLco の肺機能と運動中の換気血流不均等分布を表すV・E/V・CO2 slope が影響していた. ◎有薗信一、近藤康博、木村智樹、片岡健介、小川智也、渡邉文子、平澤純、俵祐一 共著 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 30(2),211-216頁 2022/04 |