![]() |
教員情報 |
|
タカヤマ マキ 高山 真希 リハビリテーション学部 理学療法学科 助教 |
|
■ 標題 慢性疼痛患者における快感情の効果 |
|
■ 概要 慢性疼痛の発生機序の一つに中枢神経系の可塑的変化がある。運動療法や認知行動療法は、心理面や思考等、中枢神経系の治療を行うことができる。この際、下行性疼痛抑制機構の促通が重要となる。下行性疼痛抑制機構は、背外側前頭前野の賦活から、中脳水道周囲灰白質を介し、脊髄後角で痛みの伝達抑制を担う。痛みは、感覚・情動・認知として脳で処理される。大脳辺縁系と前帯状回の過活動は、情動・認知に強く関連して陰性感情を生み出し、痛みを増強する。本研究は、快感情が痛みを軽減するという仮説に基づいて行った。慢性疼痛患者15名をコントロール群と快感情の映像を視聴させる介入群に振り分けた。両群では、主観的および神経生理学的評価を実施した。介入群は、大脳辺縁系の活動を抑制し、下行性疼痛抑制機構を賦活した。したがって、快感情は痛みを抑制することを示唆した。 ◎佐久間 俊輔, 金原 一宏, 足立 功浩, Hong Yang, 有薗 信一, 俵 祐一, 田中 真希, 河瀬 智文, 河合 洋輔, 寺田 和弘 共著 慢性疼痛 日本慢性疼痛学会 38(1),151-157頁 2019/12 |