イリエ タク
  入江 拓   看護学部 看護学科   教授
■ 標題
  人に対するフェアな姿勢とは何か
■ 概要
  看護師は皆、人間としての弱さと限界、そして未解決の個人的課題を抱えており、患者も全く同じである。だからこそ、不完全な双方がかかわり合うことに意味がある。そして、看護師は役割や治療的な枠組みに守られつつ、実存的な存在である患者の体験していることに対峙し続ける感情労働者でもある。逃げられない特殊な状況において、情緒的に近い関係で長期にわたって関わりあう看護師と患者双方に、様々なファンタジーが交わされ、それが恋愛の様相を呈することがあっても、むしろそれはとても人間らしく自然(健康)なことであると言える。「人間に対するフェアな姿勢とは何か」を問い続けていくうえで、精神科女性看護師が患者に好意を向けられた際の感情体験に関する研究が、看護師集団にとってどのような意義があるかについて論じた。
  単著   精神看護   医学書院   17(6),84-85頁   2014/10