クリタ ヨウヘイ
  栗田 洋平   リハビリテーション学部 作業療法学科   助教
■ 標題
  高齢者サロンに参加している地域在住高齢者の認知機能と活動・参加に関連する要因の検討
■ 概要
  高齢者サロンに参加している地域在住高齢者の認知機能に,活動・参加のどうような要因が関連しているかを明らかにすることを目的に調査を実施した.
対象は高齢者サロンに参加している52名(年齢81.4±5.6歳,男性6名,女性46名)となった.Japanese version of Montreal Cognitive Assessment(以下,Moca-J)や自記式作業遂行指標(以下,SOPI:作業遂行),日本語版Frenchay Activities Index(以下,FAI:IADL),Life-Space Assessment(以下,LSA:活動範囲),老年期うつ病評価尺度(以下,GDS15:抑うつ状態)を調査した.認知機能については,Moca-Jの結果から健常者群と軽度認知症害(Mild Cognitive Impairment;以下,MCI)群で群分けし,その比率を分析し,各項目の相関関係を統計解析した.
Moca-Jより参加者の比率は健常者群とMCI群で有意な差(p<0.01)を認め,MCI群が多かった.Moca-Jと統計学的に有意な相関をみとめた項目は,FAI(r=0.395,p<0.01),LSA(r=0.430,p<0.01)で正の相関をみとめ,GDS15(r=-0.286,p<0.05)で負の相関をみとめた.作業遂行を示すSOPIはいずれの項目でも有意差は認められなかった.

  青栁翔太,泉良太,栗田洋平,佐野哲也
  共著   青翔保健科学ジャーナル   4,40-45頁   2024/04