アツミ ヨウコ
  渥美 陽子   看護学部 看護学科   助教
■ 標題
  看護系大学生の相互依存様式における意識―学年による比較―
■ 概要
  看護師の離職率の高さが問題となっている。筆者らは、キャリア継続には安定した人間関係の構築が必要であり、基礎看護教育においても相互依存の視点が重要だと考えた。本研究では、ロイ適応看護モデルに沿って看護学生の相互依存に関する調査を行った。ロイの提唱する4つの適応様式(生理的、自己概念、役割機能、相互依存)から相互依存様式を取り上げ、構成する9つの重要概念と56の下位項目について、5段階のリッカート尺度を用いたアンケートによって調査をした。対象者は4年制看護系大学の1-4年次生368人、実施時期は2014年9-10月である。段階値を得点化し、平均値と標準偏差、相関係数、クラスター分析により学年間で比較した。重要概念に対する意識には学年ごとの特徴が見られた。これらは、学生が人間として成長し、相互依存によって適応している結果、また、一般教養科目・専門基礎分野の学修を土台に看護の専門教育を積み上げて生じた意識変化を反映していると考えられる。相互依存の視点は、学年、および個々の学生による成長過程を踏まえた上で、教育においても積極的に導入すべき概念である。
  ◎藤井君江、中野照代、安藤邑恵、山田小夜子、吉川一枝、渥美陽子
  共著   岐阜医療科学大学紀要   岐阜医療科学大学   9,41-57頁   2015/03