フジナミ チグサ
  藤浪 千種   看護学部 看護学科   教授
■ 標題
  青年期から成人期の女性の育児における将来見通しの不確かさとジェンダー・アイデンティティおよびソーシャルサポートが子供を持つ希望に与える影響
■ 概要
  育児における将来見通しの不確かさ尺度とソーシャルサポート尺度、およびジェンダー・アイデンティティ尺度を用いて調査を行った。対象は、青年後期から成人期の女性316名である。子どもをもつ希望に影響する要因を特定するため重回帰分析を行った結果、<性の受容>(β-0.398、p<0.001)、「見通せない将来」(β-0.165、p<0.005)、「育てる自信の無さ」(β0.115、p<0.05)が抽出された。また、子どもをもつ希望有り群は、希望無し群よりも<性の受容>と<異性との親密性>が有意に高かった(t6.42、p<0.001、2.82、p<0.005)。変数間の関連は、「子育て相談関係の希薄さ」は、<ソーシャルサポート>r=0.47(p<0.001)と有意な正の相関、<性の受容>r=-0.30(p<0.001)および<父母との同一化>r=-0.39(p<0.001)と有意な負の相関、「見通せない将来」は、<性の受容>r=-0.20(p<0.001)と有意な負の相関があった。
  ◎中島登美子、山崎希、藤浪千種、中山真紀子、長田千奈美、石田寿子
  共著   自治医科大学看護学ジャーナル   7,3-12頁   2009/07