ヤマサキ ヨシエ
  山崎 淑恵   看護学部 看護学科   助教
■ 標題
  内分泌療法を受ける閉経前乳がん患者の困難と治療を継続する体験
■ 概要
  本研究の目的は、内分泌療法を受ける閉経前乳がん患者の困難と対処,内分泌療法中の支えを明らかにすることである.外来通院をする内分泌療法を受ける閉経前乳がん患者14名を対象に半構造化面接を実施し,その内容を質的帰納的に分析した.内分泌療法を受ける閉経前乳がん患者の困難として【内分泌療法による多様な苦痛をもたらす身体症状】【自身をコントロールできない苦しみ】【妻・娘・母の役割を遂行できずやるせない】など6カテゴリが導き出された.困難への対処として【自分の状況を前向きに意味づけ受け入れようと考える】【喪失・変化・つらさに耐えようとする】など4カテゴリが導き出された.内分泌療法中の支えとして【自分に関心を寄せてくれる人の存在を感じる】【内分泌療法によって生き抜きたいという思い】【内分泌療法を継続できるという確信】の3カテゴリが導き出された.支えてくれる存在,生き抜きたい思い,および治療継続できる確信を支えに,困難が生じる度毎に工夫をこらし対処し続けることが,閉経前乳がん患者の治療継続を支えていた.
共同研究のため担当部分の抽出は不可能。

  ◎山崎淑恵,大山末美,大石ふみ子
  共著   日本がん看護学会誌   37,88-97頁   2023/07