イズミ リョウタ
  泉 良太   リハビリテーション学部 作業療法学科   教授
■ 標題
  自然を利用したリハビリテーションプログラムによる職業準備性ピラミッドへの影響−事例 - コード・マトリックスを用いた心理変化の探索−
■ 概要
  背景:就労継続支援事業 B 型を利用開始する精神障がい者は,気分不調により通所回数が不安定な場合がある.本研究の目的は自然を利用したリハビリテーションプログラム(以下,NBR)を実施し,職業準備性ピラミッドへの影響へ焦点を当て,障がい者の就労支援と結び付けた影響を探索する事とした .
研究方法:対象者は統合失調症,うつ病の診断があり,通所回数が週 3 回以下の者とした.
結果:参加者の通所率の増加がみられた.WORQ では問題の認識が改善した.心理的変化では,共通して通所に対して前向きな発言がみられた.
考察:NBR が参加者の心理状態にポジティブな影響を与え,通所回数の安定化に寄与した.また,参加者が感情を表現する機会を提供することで,自己認識を深め,日常生活や健康管理の改善につながる事が示唆された.本研究は,効果を定量的だけでなく,インタビューから得られたデータを用いて定性的に分析し,新たな知見を提供している.

  ◎中塚 智裕,泉 良太,藤田 さより,冨澤 涼子
  共著   リハビリテーション科学ジャーナル   (20),39-54頁   2025/07