タワラ ユウイチ
  俵 祐一   リハビリテーション学部 理学療法学科   准教授
■ 標題
  胸部外科手術後のPeak cough flowとMaximum phonation timeの関係
■ 概要
  手術後の肺活量(VC)が咳嗽力(PCF)に影響を及ぼすことは明らかだが,最大発声持続時間(MPT)で評価される声門閉鎖機能低下がPCF に及ぼす影響は明らかとなっていない.本研究では呼吸器外科手術後の患者28 例においてMPT とPCF の関係を明らかにすることを目的とし,手術後1 日目〜5 日目にPCF,MPT,VC を測定した.手術後5 日目までPCF およびMPT は,手術前と比較し有意に低下した(p <0.05). またPCF とMPT の回復率には手術後1 日目のみに相関関係を認めた(r= 0.53,p <0.05).PCF とVC の回復率は手術後1 日目〜5 日目まで相関を認めた(r = 0.41-0.27,p <0.05).手術後の声門閉鎖機能低下が咳嗽力に及ぼす影響は,人工呼吸器離脱後1日目までで,その後はVC の影響を強く受けると考えられた.
  ◎大曲正樹、有薗信一、俵祐一、柳田頼英、町口輝、高塚俊行、丹羽宏、棚橋雅幸、片桐伯真、大城昌平
  共著   リハビリテーション科学ジャーナル   聖隷クリストファー大学   14,1-11頁   2019/03