タワラ ユウイチ
  俵 祐一   リハビリテーション学部 理学療法学科   准教授
■ 標題
  人工呼吸器の離脱に長期間を要した誤嚥性肺炎を伴った多系統萎縮症患者の一症例
■ 概要
  誤嚥性肺炎を合併した多系統萎縮症の治療経過の中で、人工呼吸器からの離脱に難渋した患者を経験した。理学療法介入当初は自発呼吸を認めず、両背側の含気不良を認めたため、気道浄化・肺コンプライアンスの改善・廃用性障害の予防を目的に理学療法を実施した。長期間の人工呼吸管理を要したが、第82病日には夜間のみCPAPで呼吸状態が安定し、療養型医療施設へ転院できた。呼吸機能が低下した多系統萎縮症患者は、誤嚥性肺炎後に人工呼吸器の使用が長期化する可能性があるが、薬物療法に加えて、合併症の予防・改善を目的とした理学療法を実施することは、人工呼吸管理からの離脱の一助になりうると考えられた。
  ◎堤朋香、石井雄一朗、小木曽弘、吉田英史、吉本好延、俵祐一
  共著   静岡理学療法ジャーナル   静岡県理学療法士会   (37),48-53頁   2018/08