アリゾノ シンイチ
  有薗 信一   リハビリテーション学部 理学療法学科   教授
■ 標題
  呼吸筋の形態的特徴と機能のバリエーション
■ 概要
  1.主な吸気筋である横隔膜はChest wall内の構造物である.姿勢の変化による腹腔内圧の変化は横隔膜の機能に影響を与える.
2.発声時は,声帯機能と呼吸筋機能により声の大きさや長さ,高低さ,強弱などのコントロールを行っている.横隔膜と呼気筋の拮抗作用により,胸腔の容積を徐々に減少させたり,アクセントを付けたりする効果が可能になる.
3.呼吸パターンにより筋活動が変わる.横隔膜が作用する腹式呼吸では大きな換気量を効率よく作れ,外肋間筋や呼吸補助筋が作用する胸式呼吸では胸腔内に大きな陰圧・陽圧を瞬時に作れる.努力呼吸時にはあらゆる呼吸補助筋が作用するため、多様な呼吸パターンが見られる.

  平澤純 有薗信一
  共著   理学療法   31(12),1239-1245頁   2014/12