タニ テツオ
  谷 哲夫   リハビリテーション学部 言語聴覚学科   教授
■ 標題
  『脳損傷後吃様症状を呈した3例の発話特徴』
■ 概要
  脳卒中後吃様症状を呈し,失語症や高次脳機能障害の存在がないと考えられた男性3症例の発話症状,および発話時の血圧脈拍数の変動の分析を通して,発達性吃音との類似点と差異について先行研究と対比し検討を行った.その結果,以下の類似点および差異がみられた. 1)類似点:①課題別吃様症状生起率は自由会話および4コマ漫画説明時に高く,復唱課題では低かった.②タイプ別生起率では音・音節の繰り返しで高かった.③3例中2例に随伴症状がみられた.2)差異:①一貫性効果は認められなかった.②適応性効果は低かった.③血圧・脈拍数上昇率と吃様症状生起率との有意相関は認められなかった.
  谷哲夫(日高病院 リハセンター 言語療法室),見上昌睦(福岡教育大)
(筆頭論文)

  共著   音声言語医学,40   133-140頁   1999/04