ミズシマ フミノ
  水島 史乃   看護学部 看護学科   准教授
■ 標題
  非切除の癌をもち緩和的に消化管ストーマ造設術を受けた事例の検討
■ 概要
  過去6年間のStage IVの大腸癌患者で、非切除で緩和的に消化管ストーマ造設術を行った25例(男性11例、女性14例:平均年齢68.3歳)を対象に、術後経過について検討した。その結果、診断後の2014年3月現在の生存期間は平均367.0日で、術後生存期間は平均316.8日であった。死亡前の状況を把握できた20例の内11例でストーマ関連合併症(浮腫4例、脱出3例、皮膚障害2例、皮膚浸潤1例、陥凹1例)を認め、同時に全身浮腫や体重減少を認めた。合併症発症は死亡の2-4週間前に限局しており、装具の検討や工夫で対処していた。経口摂取は生存期間の9割の期間で可能であった。以上より、緩和的ストーマ造設はQOL及び生存に寄与することが示唆された。
  水島史乃、森永美乃、岡本和哉、中村利夫、大村裕子
  共著   35(1),30-34頁   2015/06