オオハラ シゲヒロ
  大原 重洋   リハビリテーション学部 言語聴覚学科   教授
■ 標題
  『聴覚障害児の社会的遊びにおける協同的ナラティブ産生とメタプレイとの関連性の検討』
■ 概要
  本研究では、平均71.6dBの聴覚障害6歳児6名の社会的遊び場面での協同的なナラティブ構成の発達について、生活年齢3~4歳の聴児と比較して検討した。結果、聴覚障害児は子ども同士で遊びのテーマを共有し、ストーリーを構成していく協同的なナラティブ産生が遅滞する傾向にあった。ナラティブの構成にはメタプレイが関与しており、遊びの役を演じた発話との関連性は低かった。聴覚障害児のメタプレイは、聴児と概ね同水準の形式的発達を示したが、遊びの展開で運用される頻度に乏しかった。聴覚障害児は、刻々と変化する遊びのストーリー展開の俯瞰的な理解が困難であり、その結果、メタプレイが増加しないと推察された。
  共著者:◎大原重洋, 廣田栄子(共同研究につき本人担当部分抽出不可能)
  共著   音声言語医学   日本音声言語医学会   56(2),154-165頁   2015/04