オオハラ シゲヒロ
  大原 重洋   リハビリテーション学部 言語聴覚学科   教授
■ 標題
  『聴覚障害児におけるメタ表象能力の発達と関連要因の検討』
■ 概要
  本研究では、音声言語コミュニケーションを用いる、平均75.7 dBの聴覚障害幼児・児童12名(生活年齢4~7歳)の心の理論(Theory of Mind:ToM)の2領域課題の発達経緯を生活年齢4~5歳の聴力正常児12名と比較して検討した。結果、ToMの2領域課題のうち、他者の行為意図理解の発達は、概ね4~5歳の聴児の発達に相当していた。一方、聴覚障害児は、他者の信念理解に著しく遅滞する傾向にあり、他者の視点に立ち他者の表象を思い浮かべるメタ表象能力に困難を示した。聴覚障害児がメタ表象能力を獲得するには、聴児に比して高水準の言語発達段階を要した。
  ◎大原重洋, 廣田栄子(共同研究につき本人担当部分抽出不可能)
  共著   音声言語医学   日本音声言語医学会   55(1),17-25頁   2013/01