サカイ マサコ
  酒井 昌子   看護学部 看護学科   教授
■ 標題
  情報共有ツールとしての記録と終末7日のケアパスウエイ
■ 概要
  我が国ではまだ新しい概念であるエンド・オブ・ライフケアに関する知識を得るため終末期医療の先進国英国サウスウエールズ,ブリジェンドにあるプリンスオブウエールズ病院の緩和ケアスペシャリスト・コミュニティーチーム((Specilist Palliative Care Community Teamwを訪問した。活動においてSPCTの地域連携において標準化のためのツールとその利用、地域医療と共有する患者情報の電子化ネットワークなどが有効であった。今回は地域緩和ケアの標準化ツールの1つである看取りケアのケアパスウエイ「リバプール・ケア・パスウエイLCP]の活用の実際を紹介した。LCPは英国において臨死期のケアツールとして広く普及しおり、ウエールズにおいては病院のみならず地域の臨死期ケアにおいて利用されていた。このツールにより看取りに関わる医療看護介護チームの連携が促進し、バリアンス分析により緩和ケアの質向上に役立てるなどシステム機能が定まっていた。このように看取りケアの質はこのような標準化ケアツールだけでなくそれを包含する一貫した地域緩和ケア実践とシステムが基盤となっていた。
  酒井昌子、長江弘子、櫻井知穂子
  共著   がん看護   南江堂   17(4),495-498頁   2012/05