ヤベ ヒロキ
  矢部 広樹   リハビリテーション学部 理学療法学科   教授
■ 標題
  内的仕事量の測定による運動後の血糖低下反応の判別評価に関する研究.
■ 概要
  血糖値のコントロール目的で運動療法を行う際、運動に対する代謝反応は患者ごとに異なるため、効果的に血糖値を低下させるには、患者個々の体力特性を明らかにしておくことが必要である。その一方法として、自転車エルゴメータでペダル回転数の変化に伴う内的仕事量の変動を測定することにより、骨格筋の無酸素エネルギー代謝を評価できる可能性があり、運動による血糖低下の有無をスクリーニングできる可能性があると考えられる。そこで今回、健常成人を対象とした低強度・心拍一定負荷での運動において、ペダル回転数の増加により骨格筋への負荷量を増加させた場合に、糖代謝の亢進が見られる群と見られない群の代謝特性を明らかにし、運動負荷の増加により血糖低下が起こるか否かを判別評価して対象者を群分けする方法について検討した。その結果、運動に先立ち内的仕事率を測定することで、負荷量の増加に伴う糖代謝亢進の有無を評価できる可能性が示唆された。
  著者:矢部広樹, 西田裕介
  共著   日本運動生理学雑誌   日本運動生理学会   20(2),47-54頁   2013/10