タニ テツオ
  谷 哲夫   リハビリテーション学部 言語聴覚学科   教授
■ 標題
  回復期リハビリテーション病棟における言語聴覚療法 アンケートによる実態調査2
〜各障害に対する評価、訓練・指導〜
■ 概要
  本報告は、学術研究部回復期リハビリテーション小委員会が実施した回復期リハビリテーション病棟を対象とした業務実態アンケート調査(調査期間2023年6月12日~8月18日)の内、言語聴覚療法の診療プロセスに関する報告である。108施設、211病棟より有効回答を得た。各障害領域における標準的な評価としてはSLTA(失語症)、MMSE(高次脳機能障害)、AMSD(運動障害性構音障害)、RSST、MWST(摂食嚥下障害)を選択している施設が多かった。訓練に関しては各障害領域で心身機能に対してのアプローチとならび活動に関してのアプローチが行われていた。回復期リハビリテーションの特性に応じた評価、訓練の業務プロセスが整備されている印象がある一方、個々の障害では評価プロセスの標準化、評価用具や治療機器の導入、就労支援などに課題があると思われた。また、加齢にともなう難聴患者に対する支援、指導の確立は急務であると思われた。
  〇椎名英貴 佐野昌子 水田秀子 谷哲夫
  共著   言語聴覚研究   医学書院      2025/12