ヤグラ チアキ
  矢倉 千昭   リハビリテーション学部 理学療法学科   教授
■ 標題
  リハビリテーションサービス利用者における歩行速度と総合バランス能力との関連
■ 概要
  本研究では, 日常生活において歩行移動しているリハビリテーションサービス利用者50名(男性16名, 女性34名)を対象に, 手すり支持30秒椅子立ち上がりテスト(HSCS-30), Functional Reach test(FR), Performance Oriented Mobility Assessment(POMA)のバランススケールのPOMA-Bと歩行スケールのPOMA-Gを測定し, 歩行速度の速いグループと遅いグループ間における比較, 各グループにおける歩行速度との関係について調査を行った. その結果, HSCS-30, POMA-Gは, 遅いグループに比べて速いグループが有意に高い値を示した. また, 各グループにおける歩行速度の関係では, 遅いグループの歩行速度は, HSCS-30, POMA-Gと有意な正の相関を示し, 速いグループでは, POMA-B, POMA-Gと有意な正の相関を示した. HSCS-30は, 下肢筋力および歩行能力が低下した者に対して有用な評価法となり, またPOMAは, 早期に歩行能力の低下の発見と予防, 転倒リスクの予防に有用な評価法となる可能性が示された.
  城市綾子,矢倉千昭,大石 賢,青木雄介,中川 浩,中原雅美
  共著   理学療法福岡   福岡県理学療法士会   (24),67-70頁   2011/03