タニ テツオ
  谷 哲夫   リハビリテーション学部 言語聴覚学科   教授
■ 標題
  回復期リハビリテーション病棟における言語聴覚療法 アンケートによる実態調査1
〜施設状況・ST配置・業務状況〜
■ 概要
  日本言語聴覚士協会学術研究部回復期リハビリテーション小委員会は、言語聴覚士(以下ST)が所属する回復期リハビリテーション病棟を対象に、STの業務実態に関するアンケート調査を実施した。アンケートの目的は、同病棟におけるSTの業務実態を明らかにし、今後の業務改善および教育体制構築に資することにある。本報告では施設特性、STの配置、経験年数、対象障害、残業時間、他職種との協働について報告する。108施設(届出病棟数の10.2%)より有効回答を得た。ST配置は平均4.1名/病棟、経験年数は10年未満63.8%、10年以上36.2%であった。今回の調査では、回答施設の多くがリハビリテーション機能を強化した中規模病院であった。対象障害としては、失語症(18.5%)、運動障害性構音障害(17.4%)に加え、摂食嚥下障害(30.9%)、高次脳機能障害(33.2%)が多くを占めていた。2008年の調査と比較しST配置は増加し経験年数割合や残業時間に一定の改善がみられた。
  〇椎名英貴 佐野昌子 水田秀子 谷哲夫
  共著   言語聴覚研究   医学書院   22(4)   2025/12