キムラ ノブオ
  木村 暢男   看護学部 看護学科   准教授
■ 標題
  一人暮らし認知症高齢者の健康障害につながる生活状況と生活状況の改善に向けた支援に関する文献検討
■ 概要
  一人暮らし認知症高齢者が健康障害を起こす生活状況と、その生活状況の改善に向けた支援を文献検討から明らかにすることを目的に行った。研究方法は、医学中央雑誌Web版(Ver.5)を用いて、「一人暮らし」と「認知症」、「独居」と「認知症」をキーワードとして文献検索を行い、抄録と文献を精読し、一人暮らし認知症高齢者の健康障害が記述された文献を抽出した。その結果、9件の文献が抽出され、「屋外への外出による事故や脱水等のリスクがある」、「医療機関を受診できない」、「栄養状態低下のリスクがある」、「食中毒のリスクがある」、「異食がある」、「脱水のリスクがある」、「季節に合っていない生活環境による体調悪化のリスクがある」、「服薬コンプライアンスの不備による体調悪化のリスクがある」等の13の生活状況に伴う健康障害のリスクがあることが整理された。研究結果から、健康障害につながる生活状況を改善していくために、多職種の情報共有と連携した支援が行われていた。しかし、緊急を要する生活状況の支援のためには、ICTの活用と共に、専門職・機関の支援の下で、地域住民による見守り体制を整えていくことが必要であると考えられた。
  単著   せいれい看護学会誌   せいれい看護学会   16(1),1-10頁   2025/11