ヤベ ヒロキ
  矢部 広樹   リハビリテーション学部 理学療法学科   教授
■ 標題
  1年間の前向き観察による高齢PD患者の身体機能低下の現状
■ 概要
  高齢腹膜透析(PD)患者の身体機能を1年間観察し、その変化について検討した。65歳以上のPD患者20名(平均69.6±17.3歳)を対象とした。身体機能評価として、short physical performance battery、6分間歩行距離、握力、膝伸展筋力、10m歩行速度、体重、Hb、Alb、CRPを初回と1年後に測定した。また、腹膜平衡機能試験と24時間蓄尿検査より、標準化蛋白異化率、標準化透析量とクレアチニンクリアランスを初回と1年後に調査した。さらに、身体機能の各測定項目が1年後に新たに基準値を下回った対象数について検討した。すべての測定項目で、初回と1年後の間に有意な変化を認めなかった。全20症例のうち、初回評価で基準値を下回らず、かつ1年後に新たに基準値を下回った対象は6分間歩行距離で1例(5%)、握力で1例(5%)、膝伸展筋力で2例(10%)であった。
  矢部広樹 伊藤沙夜香 井本裕斗 増田明保 小野山綾香 河野健一 森山善文 岡田慶子 春日弘毅
  共著   腎と透析 腹膜透析2019   87(別冊),66-68頁   2019/11