オオハラ シゲヒロ
  大原 重洋   リハビリテーション学部 言語聴覚学科   教授
■ 標題
  障害を併せ持つ聴覚障害児の幼児期後期の発達特性と療育に関する検討
■ 概要
  本研究では、児童発達支援センター(旧難聴幼児通園施設)に通所した重複児について、診療録を用いて幼児後期の発達を後方視的に評価し、療育支援の構成について検討した。2004年から2016年に愛知県豊田市で出生し、当センター耳鼻咽喉科で両側難聴(≧40dB)の診断を受けた63名の内、1年以上の補聴器装用と言語指導を行った学齢3~5歳児52名(男32名、女20名)を対象とした。当センターにおける難聴児で他障害を重複する児は53.8%を占め、症候群性疾患が41.6%と最多であった。重複児の71.4%、全体の38.4%が知的障害を併せ持っていた。重複児で、知的障害の重度例には補聴閾値と運動発達に固有の特徴が示され、障害特性に応じて児童発達支援施設での支援を構成することが重要と考えられた。軽・中等度以上の重複児では、聴覚利用に併せて歩行自立・認知発達等に関わる療育を早期から構成することの重要性が示唆された。
  共著者:◎大原重洋, 廣田栄子(共同研究につき本人担当部分抽出不可能)
  共著   Audiology Japan   61(5),523-523頁   2018/09