ヤベ ヒロキ
  矢部 広樹   リハビリテーション学部 理学療法学科   教授
■ 標題
  デイサービスを利用した高齢腹膜透析患者に対するassisted peritoneal dialysis (assisted PD) の有用性と問題点
■ 概要
  本研究の目的はデイサービス(DS)を利用したassisted PDを施行した患者の1年間のPD実施状況と満足度を調査しその有用性を検討することである。対象は高齢者腹膜透析患者11名のうち、1年間DSを継続利用した患者8名(年齢:78.5±6.4歳、性別:男性4名、女性4名、BMI:22.3±3.2)とした。透析量、採血データ、有害事象の発生、家族の満足度調査、医療経済的側面の検討も行った。観察期間中、患者の全身状態や透析治療状態は安定しており、腹膜炎、有害事象の発生も確認されなかった。Assisted PD患者のみを対象としたDSでは事業所単体での採算性の確保は困難であったが同一法人の一般の利用者向けのDSと合併した後、採算性が確保された。医療経済面に課題が残るが、家族の介護負担感における満足度は高かった。今後さらにDSを利用したassisted PDの有用性について検討する必要がある。
  ◎岡田 慶子, 矢部 広樹, 由元 由美, 水越 俊博, 谷本 一美, 伊藤 裕紀子, 山下 憲子, 奥村 ひとみ, 城 良治, 井本 裕斗, 伊藤 沙夜香, 川原 弘久, 伊藤 恭彦, 春日 弘毅
  共著   日本透析医学会雑誌   52(7),433-441頁   2019/08