キムラ ノブオ
  木村 暢男   看護学部 看護学科   准教授
■ 標題
  隣人愛のある看護師を育成するための看護学教育に関する考察―イグナチオ・デ・ロヨラの霊操を基盤にした臨地実習教育の可能性―
■ 概要
  イグナチオ・デ・ロヨラは、1491年にスペインで生まれ、キリスト教の修道会であるイエズス会を設立した人物であり、イエス・キリストを信じる者が、どのようにイエス・キリストに従って神の意志を実行していけばよいかを体系的に示した「霊操」を考案した。キリスト教は、イエス・キリストの愛を受け入れ、イエス・キリストに従い、人を赦し、愛せる人になるための宗教であるといえるが、その「隣人愛」のある人に変えられていく道筋が、霊操に示されている。大学の看護学教育において、隣人愛のある看護師を育成していくための重要な示唆が霊操の中にあり、霊操を看護学教育に役立てていくことにより、隣人愛のある看護師を育成できる可能性がある。特に、看護学教育における臨地実習に霊操を役立てていくことが、隣人愛のある看護師の育成に結びつく可能性がある。本論考では、その基本的な着想と、今後の臨地実習教育において試みるべき論点について提示した。
  単著   聖隷クリストファー大学看護学部紀要   聖隷クリストファー大学看護学部   (32)   2024/03