フジナミ チグサ
  藤浪 千種   看護学部 看護学科   教授
■ 標題
  発達障害傾向を有する看護学生当事者による看護技術の習得困難への対処 強化の原理に基づく自己練習プログラムを用いた試み
■ 概要
  発達障害傾向を有する看護学生は看護技術の習得に困難さを示すという報告がある。本研究は、発達障害傾向を有する筆者が、看護技術の習得において直面した困難に対し、行動分析学の理論を用いて取り組んだプロセスとその成果を記述した当事者研究である。最初に、著者自身の看護技術の習得困難に関する要因を分析した上で、強化の原理に基づく自己練習プログラム(以下、プログラム)を作成し、それを用いた実践を行った。プログラムに基づき自己練習を行うことで、自己練習回数および自己練習時間はプログラム導入前に比べて増加し、客観的臨床能力試験の合格に至った。本取り組みにおいて、著者が最も価値を感じたことは、自らを知り、自らが抱える困難と向き合いそれを解決しようとする試みが、単なる看護技術の習得にとどまらず、その後の実習等におけるセルフマネジメント能力の向上といった「自己成長」に繋がるという体験であった。
  共著   聖隷クリストファー大学看護学部紀要   (34),41頁   2026/03