フジナミ チグサ
  藤浪 千種   看護学部 看護学科   教授
■ 標題
  新卒看護師が就職後3か月に抱える困難
■ 概要
  新卒看護師にとって就職後3か月は、夜勤開始等により役割が拡大するとともに教育支援体制が変化する転換期であり、様々な困難が顕著になる時期である。本研究は、就職後3か月の新卒看護師が抱える困難を明らかにするため、急性期病院に就職した卒業生9名に半構造化面接を行い、質的記述的分析を行った 。結果、困難として、看護実践能力の側面【経験の浅さによる役割遂行の限界】【求められる業務と能力のアンバランス】【未熟な自分に課せられる重責】、対人関係の側面【看護師関係における躊躇と萎縮】【周囲からの配慮不足】、看護の理想の側面【理想の看護と現実の乖離】の計6カテゴリが見いだされた。これを踏まえた考察として、新卒看護師はこれら側面の困難が相互に影響しあう状況に直面しており、大学が臨地実習や客観的リフレクションを通じてレジリエンスを育み、臨床が新卒看護師の心理的安全性を高める環境を作る、という双方向の連携が必要だと考える。
  ◎藤浪千種、乾友紀、河野貴大、寺田康祐、氏原恵子、北堀昌代、中村典子、大山末美、鈴木夏奈子、山崎淑惠、大石ふみ子
  共著   せいれい看護学会誌      2026