サノ テツヤ
  佐野 哲也   リハビリテーション学部 作業療法学科   准教授
■ 標題
  当院回復期リハビリテーション病棟入院患者におけるCanadian Occupational Performance Measureを用いたリハビリテーション効果
■ 概要
  クライエント中心の成果測定法であるカナダ作業遂行測定(COPM)は,作業遂行の課題に対してクライエントが内容の決定や成果の評価に積極的に参加でき,作業療法士のみならず他の医療職を巻き込み,協働し取り組むことができる.一方,回復期リハビリテーション病棟における質の高いリハビリを提供するためのアウトカムとして,実績指数が導入された.本研究では,その介入効果について実績指数をアウトカムとし影響を検討した.COPM実施群では,対照群と比し,実績指数が有意に高値(実施群 71.7±24.3,対照群 51.3±15.9)を示し,さらにCOPM実施群では作業課題の遂行度,満足度ともに有意に向上し,健康関連QOLも有意に改善した.以上から,COPMを用いて合意目標を設定し,作業課題を病棟スタッフチームで共有することで,実績指数が改善し,質の高いリハビリテーションを提供できる可能性が示唆された.
  ◎佐野 哲也,泉 良太,坪井 歩
  共著   リハビリテーション科学ジャーナル   聖隷クリストファー大学リハビリテーション学部   20,55-63頁   2025/07