タニ テツオ
  谷 哲夫   リハビリテーション学部 言語聴覚学科   教授
■ 標題
  『吃音幼児の遊戯場面におけるコミュニケーション行動分析-非流暢性の現れ方の変化と遊戯相手との関係-』(修士論文)
■ 概要
  4名の吃音男児(4歳から5歳)に父親、母親、治療士、および面識のない男性成人(筆者)と遊戯をさせ、交渉場面すべてをビデオに録画した。その結果次のことが示された。①会話相手によって被験児の吃音生起率に有意差が生じた。吃音が生起しやすい会話相手は個人差があった。②すべての被験児は「報告」の発話の時に吃音生起率が高くなった。また、相手の「質問(情報)」に対して吃音生起率が高くなった。③発話速度と吃音生起率との間に明らかな相関はなかった。④被験児の母親と治療士では、子供へ発するコミュニケーシ非言語行動では被験児の母親は立ったまま被験児に発話する場面が多く、治療士が座って被験児と同じ目線で会話をしていたのと対照的であった。
  大橋佳子、谷 哲夫(金沢大学大学院教育学研究科)
  共著   金沢大学大学院障害児教育学専攻   大学院発表会未発行      1993/03