サトウ アツノブ
  佐藤 豊展   リハビリテーション学部 言語聴覚学科   准教授
■ 標題
  小学校教員に対する学校給食における窒息リスクに関するアンケート結果
■ 概要
  【はじめに】給食時の窒息事故を未然に防ぎ安全な教育環境を提供する目的で,小学校教員に対して学校給食時の窒息リスクに関するアンケートを行った.
【方法】A市の公立小学校全19校,学級担任教員192名にアンケートを送付した.アンケートの内容は,1)教員の担当学年と教育歴,2)給食所要時間,3) 給食時における「食」に関する指導で重要視していること,4)給食時の児童の様子で気にかけていること,5)教育歴で窒息リスクがあると感じた児童の担任経験の有無,6)窒息リスク児童として注意している特徴を調査した.
【結果】担任した児童で窒息リスクを感じた経験があると回答した教員は8名(6.3%)だった.さらに,教員が児童の窒息リスクとして注意している特徴は,発達障害の要素がある(81.8%),注意集中ができない(60.6%),運動発達の遅れがある(51.5%)だった.
【結論】本調査より,学校給食において小学校教員は「食べる機能」「食べ方」より「食育の視点」を重視していることが示された.窒息リスクのある児童を見極める判断は,教育歴ではなく窒息リスク児童を実際に担当した経験が影響していた.

  平田 文、柴本 勇、佐藤豊展
  共著   日摂食嚥下リハ会誌   27(3),200-207頁   2023/12