フジタ サヨリ
  藤田 さより   リハビリテーション学部 作業療法学科   准教授
■ 標題
  作業体験を有する者の就労意識
~デイケアを利用する統合失調症者を対象として~
■ 概要
  本研究の目的は、「作業体験」が統合失調症者の就労意識にどのような影響を与えるのか明らかにすることである。方法は、統合失調症者12名に就労に対する思いと、作業体験について尋ねる半構成的インタビューを実施して、質的記述的分析を行った。結果として、参加者は就労に対し不安を持ち、支援を必要としていた。作業体験により、【作業体験によるポジティブな感情】、【作業体験によるネガティブな感情】、【作業体験からの気づき】のカテゴリが抽出された。作業体験は、自己効力感や作業能力を向上させ、困難を乗り越える力を与え、また自己の能力を適切な客観的評価に近づけることで職種とのミスマッチを防ぐなど、就労に有用な影響を与える可能性が示唆された。
  ◎藤田さより 新宮尚人
  共著   学術誌作業療法   協同医書出版   38(4),469-480頁   2019/08