イチエ カズコ
  市江 和子   看護学部 看護学科   教授
■ 標題
  不登校からフリースクールを経て再登校を決めた経験者の心理的プロセス
■ 概要
  本研究の目的は,不登校の子どもがフリースクールに通いながら再登校を決めるプロセスを明らかにすることである。不登校から再登校した当事者6名を対象に半構成的面接を実施し,M-GTAで分析した。
その結果,不登校の子どもは〔家庭に居場所が存在〕するなかで【今のままではいけない】思いを抱きはじめ,自分の存在に<自信を取り戻す>と,不登校の状況から〔踏みだす覚悟〕を決めていた。フリースクールに〔自分の居場所がない〕と感じるときがあったが【小さなステップ】をのぼっていると感じていた。また〔自分にとっての不登校の意味〕を見いだそうとしていた。
不登校の子どもにとって家族は無条件に子どもを受け入れてくれる存在であり,子どもが少しずつ経験を重ね自信をつけていく状況を認め,子ども自身が自己の成長を客観視することができるようかかわることが必要である。また子どもが不登校の意味を見いだす支援の重要性が示唆された。担当部分:共同研究につき抽出不可能。

  著書:宮良淳子、柴裕子、市江和子
  共著   日本看護研究学会誌   日本看護研究学会   45(2),327-338頁   2022/04