ヨシモト ヨシノブ
  吉本 好延   リハビリテーション学部 理学療法学科   教授
■ 標題
  慢性期脳卒中患者におけるトレッドミル歩行練習の有効性-歩行速度改善を目的とした文献的検証-
■ 概要
  〔目的〕慢性期脳卒中患者においてトレッドミル歩行練習が通常理学療法と比べて歩行速度の向上に有効かどうかを文献的に明らかにすることであった.〔方法〕過去10年間に発表された論文を検索した.キーワードは「"Treadmill"AND"Stroke"AND("Gait speed"OR”Walk speed”)」とし,抽出された論文を比較・検討した.〔結果〕最終的な対象論文数は3編であり,免荷条件下で被験者が可能な限り速く歩行できる速度に設定した論文1編に有意な向上を認めた.2編は有意な向上を認めなかった.〔結論〕トレッドミル歩行練習は通常理学療法と比べて歩行速度の向上に優れているといえなかった.しかし,免荷条件下で患者自身の最大歩行速度で歩行練習をすることによって平地歩行よりも速い速度で練習することが可能となり,歩行速度の向上につながる可能性があると示唆された.
  山下和馬 芦澤遼太 本田浩也 武昂樹 大河原健伍 中川理浩 山下裕太郎 吉本好延8
  共著   静岡理学療法ジャーナル   42,30-34頁   2021/09