ヨシモト ヨシノブ
  吉本 好延   リハビリテーション学部 理学療法学科   教授
■ 標題
  回復期脳卒中片麻痺者における歩行変動性に関連する身体機能の検証
■ 概要
  【目的】本研究の目的は,回復期脳卒中片麻痺者を対象に歩行変動性に関連する身体機能を明らかにし,歩行安定性を向上するための効果的な理学療法を検討することであった.【方法】対象者はA病院回復期リハビリテーション病棟に入院した脳卒中片麻痺者で,杖または杖なし歩行が10m監視レベル以上可能となった52名とした.身体機能評価はFugl-Meyer Assessment(以下,FMA),麻痺側の膝関節伸展最大筋力体重比,Modified Ashworth Scaleを測定した.歩行変動性評価は3軸加速度計を用いて,10ステップ時間の変動係数を測定した.統計学的解析は重回帰分析を実施し,有意水準は5%とした.【結果】多重共線性を検証した上で10ステップ時間の変動係数の関連因子として,FMAのバランス項目が有意性を示した(p<0.05).【考察】歩行変動性と関連する身体機能はバランス機能であり,歩行安定性向上の理学療法ではバランス機能に着目することが必要であると示唆された.
  山下和馬 大城昌平 吉本好延 芦澤遼太 山下裕太郎 武昂樹 大河原健伍
  共著   静岡理学療法ジャーナル   (40),19-23頁   2020