コウノ タカヒロ
  河野 貴大   看護学部 看護学科   助教
■ 標題
  入院中のALS患者に対する意思伝達装置の利用に係る支援
■ 概要
  目的:入院中のALS患者に対し、病院に勤務する専門職者が行う意思伝達装置の利用に係る支援を明らかにする。方法:神経難病患者が多く入院する病院に勤務し、ALS患者に対して意思伝達装置の利用に係る支援に直接携わった経験のある者を対象に、半構成的面接を行い質的帰納的に分析した。結果:支援は、【ALS患者が抱く思いの推察】【本人・家族の希望の確認】【機器に関する情報提供とタイミングを逃さない提案】【進行の予測や本人のニーズに合わせた機器の絞り込み】【ICT機器操作に慣れるための試行】【本人の生活に合わせた機器や環境の調整】【専門性を活かした多職種による協働】【自己と組織の質向上のための研鑽】の8カテゴリーで構成されていた。結論:対象者は、病院の物的・人的資源を適切に活用しながら、柔軟な支援を展開していた。また、在宅における先行研究との比較から、病院と在宅を含めた療養の場をつなぎ、継続的に支援を行う看護の重要性が示唆された。
  ◎河野貴大、加納江理
  共著   日本難病看護学会誌   日本難病看護学会   30(3),48-56頁   2025/12