イチエ カズコ
  市江 和子   看護学部 看護学科   教授
■ 標題
  産婦人科病院・診療所の助産師が「気になる親子」の情報を提供してから他機関との連携が発展するプロセス-子ども虐待の発生予防を目指して(第2報)-
■ 概要
  目的:産婦人科病院・診療所の助産師が「気になる親子」の情報を提供してから,他機関との連携が発展するプロセスを明らかにする。
方法:助産師8人を対象としたインタビューで得られたデータを,M-GTAの手法で分析した。
結果:産婦人科病院・診療所では,他機関とのやり取りを交えた情報提供や,他機関から「変化の始点となるきっかけ」を与えられることが連携を発展させていた。連携は,他機関との相互作用による助産師の内省的な学びにより進化し,相互補完的な実践の継続による経験的学習で発展していた。
結論:産科医療機関における連携発展の基本プロセスは,①「情報提供・支援依頼」,②「情報フィードバックによる対象の生活理解の深化」,③「支援に還元される経験的学びの獲得」・「他機関理解による協働機関としての認識醸成」,④「連携のモチベーション強化」,⑤「新たな相互補完性を発揮した支援の継続」であった。

  編著:唐田順子、市江和子、濵松加寸子、山田和子
  共著   日本看護研究学会誌   日本看護研究学会   42(2),219-230頁   2019/04