イチエ カズコ
  市江 和子   看護学部 看護学科   教授
■ 標題
  成人期に達した医療的ケアのある長期在宅障がい児(者)家族のレジリエンス構成要素―主介護者である母親の認識からの分析―
■ 概要
  本研究は、医療的ケアのある障がい児を、小児期から成人期まで10年以上在宅で養育している主介護者の認識する家族レジリエンスの構成要素を明らかにすることを目的とした。
対象は主介護者10名で、全員が母親であった。質問紙と面接調査による質的帰納的研究である。分析の結果、95コード、35サブカテゴリー、12カテゴリーが抽出された。カテゴリーをGrotberg の考え方により分類し、『I AM』3カテゴリー、『I HAVE』6カテゴリー、『I CAN』3カテゴリーとなった。在宅生活を継続できた理由は、『I AM』の要素との関連が大きいことがうかがえた。『I HAVE』の多くの要素が、在宅生活の困難の乗り越え、継続には不可欠であった。『I CAN』では母親が精神的支えをもつことが、長期の在宅生活の継続に重要な要素であると考えられる。これら家族レジリエンス構成要素をふまえた支援が、医療的ケアのある障がい児の長期在宅療養生活を可能にすることが示唆された。担当部分:共同研究につき抽出不可能。

  著者:宮谷 恵、市江和子
  共著   日本小児看護学会誌   日本小児看護学会   27,114-121頁   2018/12