オオハラ シゲヒロ
  大原 重洋   リハビリテーション学部 言語聴覚学科   教授
■ 標題
  『聴覚障害児の社会的認知能力と言語発達要因の検討 ToM課題評価における分析』
■ 概要
  聴覚障害児(聴障児)12名(CA48~89 カ月,平均67.2カ月)を対象とした。言語遅滞のない聴児12名(CA48~61カ月, 平均56カ月)を比較対照とした。図版を示して ToM課題(①誤信念課題;Wimmer et al.,1983, ②行為意図課題;Tager-Flusberg et al.,1994)に ついて発話を求めた。また,談話能力(トピック ス継続:A一頻繁,B一稀, C一困難)と平均発 話長(MLUm)を評価し,誤信念課題の通過の 有無で比較して要因の関与を分析した。(1)誤信念課題では,聴障児は4/12名 (33.3%)通過し,聴児はおおむね(10/12名)通 過した。聴障児通過群の言語発達年齢(中央値 69.5カ月)は,不通過群(51.5カ月)と比べ高く, 聴児(生活年齢)より高い傾向を示した。行為意 図理解には,聴障児と聴児に差はなかった。(2)談 話能力:通過群では,全例A段階でトピックスの 継続性が良好であった。不通過群では,7/8例は B・C段階で継続性が低下した。(3)MLUm:聴 障児に群間差はなかった(通過群中央値3.2,不 通過群3.7)。
  共著者:大原重洋, 廣田栄子(共同研究につき本人担当部分抽出不可能)
  共著   日本コミュニケーション障害学会学術講演会予稿集   39,92頁   2013/06