ヨシモト ヨシノブ
  吉本 好延   リハビリテーション学部 理学療法学科   教授
■ 標題
  外科的ストレスと抑うつとの関連性
■ 概要
  外科的ストレスによって誘発される炎症症状や疼痛の遅延,うつ症状の増悪など機能障害は,術後のリハビリテーションを実施する上で重大な阻害因子になることから,手術後のストレス反応に影響する因子を明らかにし,何らかの対策を講じる必要がある.しかし,整形外科疾患手術後の外科的ストレスと機能障害の関連性については未だ十分な検討がなされておらず,現状までに何がどこまで明らかになっているのか知見を整理する必要があった.高齢者に頻発する整形外科疾患である大腿骨近位部骨折を代表疾患として,外科的ストレスと機能障害との関連について先行研究の整理を行った結果,大腿骨近位部骨折術後の抑うつが,機能予後に影響するメカニズムは示されているものの,手術前の抑うつが,外科的ストレスを増悪させるメカニズムを証明するための十分な臨床研究がなされていない現状が明らかになった.今後,大腿骨近位部骨折患者の抑うつと外科的ストレスについて臨床研究を進める必要性があると考えられた.
担当部分:共同研究につき抽出不可能

  ◎鈴木敏彦、吉本好延
  共著   リハビリテーション科学ジャーナル   聖隷クリストファー大学   12,113-121頁   2017/03