タニ テツオ
  谷 哲夫   リハビリテーション学部 言語聴覚学科   教授
■ 標題
  発語失行症例における構音の誤りとプロソディーの異常の分析』
■ 概要
  左中心前回下部梗塞後に純粋発語失行症を呈した症例を報告した.本研究の目的は,純粋発語失行症における構音の誤りとプロソディーの異常を数量化して両者の関係を検討し,基本症状を推定することにある.構音の誤りとプロソディーの異常が生じる文法構造的位置には語頭が多いという説は支持しなかった.さらに非言語的構音器官連続運動について麻痺性構音障害群と比較すると,本例の方が速度が遅く拙劣であった.以上から本例の発語失行症には,連続運動の維持を保証する運動メロディーあるいはタイミングの形成障害が基本症状であると考えられた.
  谷哲夫,飯塚優子,荒木吏江子(日高病院リハセンター 言語療法室)
(筆頭論文)

  共著   失語症研究,22   280-291頁   2002/12