ヨシモト ヨシノブ
  吉本 好延   リハビリテーション学部 理学療法学科   教授
■ 標題
  Reactive Dye を用いたヒヨコ血清アルブミン機能評価の検討
■ 概要
  血清アルブミン値は、低栄養あるいは栄養改善のための指標として広く用いられている。しかし、現在の測定法では、血清アルブミン量は測定できても、質的変化の測定は確立されておらず、正確な栄養状態の判定は困難である。本研究では、ヒヨコ血清アルブミンのReactive Orange 14への結合能を測定することが、栄養状態判定のための新しい指標となり得るかどうかの検討を行った。血清は孵化後2日目及び孵化後10日目のヒヨコから血液を採取して得た。血清アルブミン量はウエスタンブロッテングにより定量した。血清アルブミンのReactive Orange 14への結合能は、Native-PAGEを用いて血清アルブミン-Dye画分を分離した後、デンシトメーターを用いて定量した。孵化後2日目と比較し、孵化後10日目では、血清アルブミン量の増加が認められたが、その増加量を上回り、アルブミン1分子あたりのReactive Orange 14結合能が有意に高値を示した。本研究の結果から、Reactive Orange 14を用いるアルブミンの質的評価方法が確立されたと考えられ、本法を、栄養状態判定の新しい方法に適用できる可能性がある。
担当部分:統計解析

  ◎田中守,廣内智子,島田郁子,吉本好延,佐藤厚
  共著   四国公衆衛生学会雑誌   四国公衆衛生学会   59(1),77-83頁   2014/02