タワラ ユウイチ
  俵 祐一   リハビリテーション学部 理学療法学科   准教授
■ 標題
  呼吸理学療法の最新の動向と今後の課題
■ 概要
  呼吸理学療法は、これまでの疾患別介入にとどまらず、急性期から在宅・地域までを視野に入れた患者中心の包括的支援へと発展してきた。COPDや術後肺合併症予防、神経筋疾患などの従来の対象に加え、在宅酸素療法や摂食嚥下障害、フレイル・サルコペニア、呼吸リハビリテーションの広がりが顕著である。COVID-19の流行は、感染管理を含む新たな臨床課題と理学療法士の柔軟な対応力を顕在化させ、標準予防策や感染対策教育の重要性も再認識された。さらに、こうした臨床的展開に対応するためには、卒前・卒後教育におけるカリキュラムの充実、学会や研究会による生涯教育の仕組みづくり、そして国内外のネットワークを通じた知見の共有が求められる。今後も社会的ニーズの変化に応じ、実践と教育・研究の融合によって、呼吸理学療法の役割はさらに広がることが期待される。
  ◎俵祐一
  単著   理学療法   メディカルプレス   42(7),580-586頁   2025/07