イリエ タク
  入江 拓   看護学部 看護学科   教授
■ 標題
  聖隷短大の教育理念とケアリング理論から導く聖隷看護の特徴
■ 概要
  筆者らは聖隷看護および教育の核は、聖隷学園浜松衛生短期大学の学則第一条の前文にある「弱さの自覚」を看護の哲学的基盤とし、患者-ケア者とも同じ弱さを抱えた人間同士として存在できる人間を育んでいくことと考えている。そこで、看護の核である「ケアリング」と聖隷看護の核と考えられる「弱さの自覚」はどのような関係性にあるのかを考察した。その結果、「ケアリング」は、ケア者と被ケア者の「相互作用」の中でお互いが変化するプロセスであり、「弱さの自覚」は2者間として出会う前から生じる、患者の健康や自然治癒力を賦活化させるように伝播する安全な対人存在を意味していた。すなわち、「弱さの自覚」という安全な対人存在があって、ケア者と被ケア者の相互作用という「ケアリング」に進展していく関係になっていると考えられた。
  ◎清水 隆裕、髙木 悟、松本 有希、入江 拓
  共著   聖隷クリストファー大学看護学部紀要   34,21-28頁   2026/03