ナガヤマ ユカリ
  長山 有香理   看護学部 看護学科   助教
■ 標題
  A病院における看護師の入退院支援研修と退院支援実践能力の関連
■ 概要
  本研究の目的は、看護師の入退院支援研修と退院支援実践能力の関連を明らかにすることであり、研究方法は無記名の質問紙調査である。対象者は病院看護師493名(有効回答率54.6%)、調査内容は、属性、看護師経験年数等、入退院支援研修受講、病棟看護師の退院支援実践自己評価尺度(Discharge Planning of Ward Nurses Scale)であり、調査は2022年12月~2023年1月に実施した。
 入退院支援研修(なし・Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)を要因とし、退院支援実践自己評価尺度を従属変数として一元配置分散分析を実施した結果、研修受講は退院支援実践自己評価に有意な差があった(p<0.001)。多重比較では、研修なし群は受講群(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)よりも退院支援実践自己評価得点が低く(p<0.001)、研修Ⅲの修了者は、研修Ⅰ・Ⅱより高かった(p<0.001)。しかし、研修Ⅰ・Ⅱには有意な差がなかった。
 以上の結果より、入退院支援研修は退院支援実践に一定の効果があったと考えられた。

  伊藤智恵,吉村彩音,和田由樹,長山有香理,河口てる子
  共著   せいれい看護学会誌   せいれい看護学会   16(1),20-27頁   2026/03